セミナー

2019年3月26日開催「公開シンポジウム」レポート

シニアが活躍する社会と企業への道程

かつてない高齢化社会を迎えようとしている日本において、シニア人材の活用はどの企業にとっても、極めて重要な人事課題です。 日本CHO協会は2018年秋から「シニア人材活躍プログラム」を展開しており、その第3弾として今回は「公開シンポジウム」を開催。 シニアを支援する機関やイキイキ働くシニアの皆様が登壇し、70歳雇用時代を見据えた人事戦略やシニア人材が輝くための方策を探りました。

みずほ情報総研の田中文隆氏は「70歳まで働く社会」「生涯現役」の実現に向けて、政府が進めている雇用制度改革の動向を紹介。雇用の流動性を図るためにも、キャリア自律と主体性を育む施策の展開を促しました。

「パソナ顧問ネットワーク」で、シニアと企業の橋渡しを行っている草野琢也氏は、具体的な事例を紹介しながら、活躍するシニアの特徴と企業が活用するポイントを解説しました。

その名もずばり「定年後研究所」の徳丸英司氏は、50代から「定年後の計画」に取り組む必要性を強調し、「会社人生」から「自走人生」へのスムーズな転換を訴えました。

3氏の講演の後、①ソニーで長年技術者として働き、定年後は人材育成に携わった高倉成行氏 ②高島屋に籍を置きながら、幅広く副業する堀越和彦氏 ③4社で勤務後、 人事コンサルタントとして独立した井川裕行氏 ④出版社を早期退職し、睡眠コンサルタントとして活躍するヨシダヨウコ氏 の4名によるトークセッションが、 パソナマスターズの中田光佐子氏の進行で行われ、「充実したセカンドライフ・セカンドキャリア」を様々な視点から語り合いました。

フォーラムの内容は参考になりましたか(参加者アンケート結果から)

参加者の意見・感想は・・・

  • シニア活躍に画一的な規格はなく、各社各個人の考え方が様々。沢山の可能性があると感じた。 逆の意味では未だ完成されていない発展途上の分野であることもわかった。これからが、むしろ面白い時期なのかもしれない
  • 企業としてシニア人材の配置・処遇・モチベーション・セカンドキャリア開発といった、支援制度に対して、トータル的に且つもっと時間をかけた細やかな制度開発が必要と感じた
  • まずは「定年後について考えること」が大切なことであるという認識の定着促進。市場価値を上げるための腰を据えた教育・啓発の仕組み作りから取り組もうと思う
  • それぞれの方の話が面白く、参考になった。人生100年時代、目指すところは「元気で社会の役に立つ、会社で若者とも強調して働くこと」という同じ方向感を感じた
  • シニア世代に元気を与える内容の紹介で良かった。楽しみながら話を伺い、あっという間の時間、ありがとうございました
  • トークセッションは「100%生の声」、今後の会社の人事サポートを考える上で大変参考になった
  • それぞれの登壇者が、異なった視点でポイントを押さえた講演内容だった。そして、パネラー一人一人が魅力ある方々で、もっと話を聞きたかった
  • 次世代シニアとして、興味深い話をたくさん聞けた。会社の力がなくても自走できるセカンドキャリアのためには、自分に力をつけること、そして早めの準備の重要性を再認識できた

登壇者の感想は・・・

みずほ情報総研 株式会社 田中文隆氏

シニアだけに限定されるものではありませんが、今後私たちが本気で考えていくべきは、ゆるやかに変化していく「社員と組織との関係性」への対応だと思います。 在職するか離職するかの「ゼロかイチ」という関係性でなく、兼業・副業を含めて自身の情熱やエネルギーを傾けることができる、その人らしいポートフォリオを描くことからスタートするように思います

株式会社 パソナ 草野琢也氏

「シニア活躍」という共通テーマに沿って、「パソナ顧問ネットワーク」の事例を紹介致しましたが、他の登壇者やパネルディスカッションに参加された活躍中の方々のお話、 また当日参加された皆様のご意見や感想等を伺うと、「シニア」という枠組みや定義自体が、今の時代にはフィットせず、年齢にかかわらず多様な働き方を実現する時代に突入、 個人もそれに対して準備を進めることが必要な時代がやって来たと感じました

一般社団法人 定年後研究所 得丸英司氏

参加した皆様の“真剣な眼差し”に驚きました。企業人事部の方々には「シニア社員の活躍施策は待ったなし」と、また個人の方々には「いかに有意義な自走人生を構築するか」という、 それぞれ明確な課題が、改めて浮き彫りにされました。定年後研究所としては、ますます役割発揮が求められていると、身の引き締まる思いを新たに致しました

高倉成行氏

私は、このシンポジウムに参加する前、参加者の皆様が業務の一環として、雇用の問題に取り組んでいると思っていました。しかし、皆様の真剣な眼差しとペンを執る姿を拝見し、間違いだったと気付きました。 私は社員が効率よく動いてこそ、会社組織が成立つと思っています。今後も、このような場を通じて、更なる環境作りが出来ればと思います

堀越和彦氏

今回の公開シンポジウムを通じ、「シニア人材活躍」の理解、また新たな社会を取り巻く環境変化に刺激されました。身のまわりの情報だけでなく、企業側と働く側両面からの課題を考え、 それに関わるシニアの仕事を活かす大きな自信となりました。ワークを極め、楽しさを追求した「シニア仕事改革」。迷ったら、現場に走ります

井川裕行氏

ご参加頂いた皆様には、話を熱心にお聴き頂き、嬉しく思いました。50歳代以上の従業員の活性化を推進するには、従来の発想を超えたアイデアが求められると思いますが、 今回のプログラムを通じて多数のヒントがありましたね。私自身は「自走」する意思とその「準備」が大切である旨が、強く印象に残りました

ヨシダヨウコ氏

「トークセッション?」とお聞きして、最初は驚きました。私の今までの人生が、何のお役に立つのか?正直ピンときませんでした。しかしながら、こんな風に生きている人もいると、 知ってもらうのもひとつなのかと思い登壇させて頂きましたが、参加者の方やご一緒できた方との新たな出会いに、ワクワクしています。ありがとうございました

株式会社 パソナマスターズ 中田光佐子氏

トークセッションでは、ご登壇者の四者四様の活躍の形や生き方が、ご参加の皆様に伝わればと思い、モデレータを務めさせて頂きました。人生の後半は、他人との競争や比較ではなく、 自問自答して創っていくという事を改めて実感します。今後もシニアの皆様に、様々な活躍の選択肢を、パソナマスターズからご提供していきたいと思います

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