セミナー

2019年6月13日開催「人事戦略フォーラム」レポート

「健康経営銘柄2019」選定企業に見る健康経営への取り組み

労働力の確保・定着やシニアの活躍など、さまざまな人事課題解決につながる健康経営は、働き方改革と連動するように、各社での取り組みが本格化しています。本フォーラムでは、経済産業省の担当者による基調講演をはじめ、先進企業3社の事例紹介、トークセッション、グループディスカッションなど多彩なプログラムで、健康経営推進のための方策を考えました。

経産省ヘルスケア産業課の紺野春菜係長は、健康経営と企業業績の関係性に触れ、業績向上や離職率低下などに繋がっている成果を報告。さらなる促進と質の向上を目指し、健康投資を“見える化”するガイドライン整備などに取り組む方針を示しました。

企業の健康経営に対する取り組みをサポートする、パソナ・メディカル健康経営本部の佐川泰徳部長は、各社が直面しやすいボトルネックを明らかにした上で、解消のために効果を発揮する工夫の数々を披露しました。

花王・健康開発推進部の児玉成志部長は、データの「見える化・見せる化」により、社員の関心が高まることを指摘。「減量チャレンジ」や「ホコタッチ」(歩数や歩行速度を計測)など、健康関連イベントへの参加者は、年間2万人を超える成果を上げたと紹介しました。

長時間残業と休日出勤が日常的だったSCSKでは、トップの強い旗振りにより「ブラック色」を一掃しました。ライフサポート推進部の中藤崇芳部長は、社内だけでなく取引先や協力会社も巻き込んだ活動を紹介し、「経営層の本気度と組織一体の取り組みが鍵」と語りました。

古河電気工業の産業医である幸地勇氏は、ヘルスリテラシー(健康決定力)向上の必要性を訴えるとともに、プレーヤーとしての役割にとどまらず、仕組みづくりのプランナー、企画・計画のプロジェクトマネジャーとしての活動など、健康経営で産業医が果たすべき役割を伝えました。

フォーラムの内容は参考になりましたか(参加者アンケート結果から)

参加者の意見・感想は・・・

  • “トップランナー”はさすがだなと思った。従業員の健康促進が如何に経営課題解決に繋がるのか、というストーリーづくりが肝要と理解でき、とても参考になった
  • 経産省からの話を始め、各社の特色ある取り組みが聞けて、大変参考になった。データ等をきちっとまとめて測定し実践していくこと(PDCA)が重要だと感じた
  • 各社の取り組みについて、それぞれの視点が大変参考になった。当社にも取り入れてみたい施策や考え方などを具体的に聞くことができた
  • 各社の健康経営の取り組みが具体的で理解しやすいことばかりで、ありがたかった。自社も少しでも社員や家族・パートナー・得意先、他の皆さんに喜んでもらえるような推進をしていきたいと思った
  • 各社とも具体的な取り組みをしていることがわかり、当社の取り組みの甘さを認識できた。グループディスカッションも細かな情報交換が出来て良かった
  • 「健康銘柄」や「ホワイト500」の取得が、目的化してはいけないことを痛感した
  • トークセッションでの各社の実態、特に”課題”がとても参考になった。 自社の「健康経営」施策を早急にまとめ、強い発信をしていきたい。グループ討議は皆さんとの共感の場になったので、もっと時間が欲しかった
  • 喫煙課題についての取り組み方法が参考となった

登壇者の感想は・・・

児玉 成志氏 花王 児玉 成志氏

参加者間の熱心なグループディスカションや名刺交換時のご質問など、各社の健康経営に対しての問題意識の強さを感じました。私自身も学ぶことの多いシンポジウムでした。 情報や意見の交流を通して、あらためて自社を取り巻く環境、優先すべき健康課題などが確認できました。このような意見交流や気づきの輪が拡がっていくことを願っています

中藤 崇芳氏 SCSK 中藤 崇芳氏

健康経営の推進に関しては当社も課題ばかりで、日々試行錯誤の繰り返しです。その過程の経験則として、 推進上大切なのは理念(目的)の共有とともに「会社は社員のことを大切に思っているのだなあ」ということが、各種施策の実行を通じて社員に伝わることだと感じております。貴重な機会を頂き、ありがとうございました

幸地 勇氏 古河電気工業 幸地 勇氏

一緒に登壇させて頂いた花王様、SCSK様と比べると健康経営の取り組みレベルは劣りますが、産業保健専門職がプランナーとして、 プロジェクトマネジャーとして大きく関わりながら健康経営を推進する「古河電工流の健康経営」を皆様にご紹介でき良かったです。貴重な機会を頂き、ありがとうございました

紺野 春菜氏 経済産業省 紺野 春菜氏

健康経営銘柄2019に選定された企業のみなさまのお話は非常に勉強になることばかりでした。 特に今回初選定となった古河電工様は産業医の方のお話で普段とは違った視点で興味深かったです。 参加者同士のグループディスカッションも非常に活発でいい雰囲気だと思いました。貴重な機会をありがとうございました

佐川 泰徳 パソナ 佐川 泰徳

年々、各社の健康経営への取り組みの熱量は高まっているように感じます。“会社が喜ぶ”だけの健康経営ではなく、“自社の従業員に喜ばれる”健康経営を推進するためには、 どのようなことを実施すべきか、各社が本気で悩み、考えられている姿が印象的でした。また是非、定期的に皆様とディスカッションさせて頂きたいですね

健康経営に関するアンケート結果はこちらから

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