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人事戦略フォーラム

明日の経営と人事のあり方を考える勉強会です。
経営戦略・事業戦略を支える人事・人材開発戦略についての企業事例や最新動向の紹介等を、経営者・人事部長・学識者・経営コンサルタント・人事コンサルタント・人材ビジネス会社の幹部等をお招きし、主に講演・パネルディスカッション・トークセッション等のスタイルにて進行します。

人事戦略フォーラム 2022年12月2日(金)14:00~16:30 グローバル戦略を実現するための人事部門の役割と体制 近畿大学 経営学部教授・博士(経営学) 古沢 昌之 氏 株式会社日立製作所 人財統括本部 HRストラテジー・コミュニケーション部 部長 鈴木 直行 氏 三井化学株式会社 グローバル人材部 部長 小野 真吾 氏 サントリーホールディングス株式会社 ピープル&カルチャー本部 副本部長(兼)グローバル・ピープル&カルチャー部 部長 田中 憲一 氏 人事戦略フォーラム 2022年12月2日(金)14:00~16:30 グローバル戦略を実現するための人事部門の役割と体制 近畿大学 経営学部教授・博士(経営学) 古沢 昌之 氏 株式会社日立製作所 人財統括本部 HRストラテジー・コミュニケーション部 部長 鈴木 直行 氏 三井化学株式会社 グローバル人材部 部長 小野 真吾 氏 サントリーホールディングス株式会社 ピープル&カルチャー本部 副本部長(兼)グローバル・ピープル&カルチャー部 部長 田中 憲一 氏

グローバル競争の激化を背景に、少子化による国内市場の縮小も相まって、日本企業の多くがグローバル戦略を進めています。
企業のグローバル戦略を推進するための人事戦略を考えた場合、過去に国内で成果をあげた施策や方策が、そのままグローバルでも通用するとは限りません。グローバル市場での競争に打ち勝つため、「グローバル人材の確保・育成」「グローバルな人事インフラの構築」「コミュニケーション力・理念の共有」等、人事部門はどのような役割を果たし貢献したら良いのか、また、そのための体制をどう構築したら良いのでしょうか。

今回の人事戦略フォーラムは、近畿大学の古沢昌之教授に全面的な支援を頂きながら、開催の運びとなりました。
古沢教授の監修のもと、本年3~5月に実施した「本社人事部門の国際化」に関するアンケート調査結果や代表的な企業へのヒヤリング結果をベースにしながら、グローバル人事の現状実態と課題を掘り下げるとともに、グローバル人事に取り組む3社の事例紹介とトークセッションを交え、グローバル戦略を実現するための人事部門の役割と体制を皆様とともに考えていきたいと思います。

人事担当の役員や人事部長、グローバル人事の責任者・担当者の皆様に是非お薦めしたいプログラムです。日本CHO協会の会員以外の方でも参加出来ますので、奮ってご参加ください(参加費無料)。

【プログラムのご紹介】

《PART1》 基調講演 「日本企業における『本社人事部門の国際化』を巡る状況 ~日本CHO協会のアンケート調査結果からの考察~」

近畿大学 古沢 昌之 氏

《PART2》 グローバル企業3社の取り組み事例紹介

(1) 「日立の事業変革に連動したグローバル人財戦略の実行」 日立製作所 鈴木 直行 氏
(2) 「事業戦略と連動したグローバル人事の変容 ~伝統的日本型人事組織のミドルアップ変容から~」 三井化学 小野 真吾 氏
(3) 「サントリーのグローバル組織・人材戦略 ~理念・人で繋ぐグローバル人事~」 サントリーホールディングス 田中 憲一 氏

《PART3》 トークセッション 「グローバル戦略実現のための人事部門の役割と体制を考える!」

[パネリスト]
日立製作所 鈴木 直行 氏
三井化学 小野 真吾 氏
サントリーホールディングス 田中 憲一 氏
[モデレータ]
近畿大学 古沢 昌之 氏

【登壇者のご紹介】

近畿大学 経営学部教授・博士(経営学) 古沢 昌之 氏

メッセージ

これまでの日本企業の国際人的資源管理は、本社から派遣された日本人駐在員を海外現地法人のトップに据えるスタイルが主流でした。しかし、海外事業展開が拡大・深化する中、旧来型の「日本人・日本本社中心」の経営は限界を迎え、「現地人幹部の育成・登用(現地化)」や「グローバルな(国内外統一の)人事施策」が国際人的資源管理上の重要課題になるとともに、日本本社サイドにおいても「内なる国際化」が求められるようになってきました。
こうした状況下、従来は日本国内の社員と海外現地法人に勤務する日本人駐在員に対する管理を主要な任務とし、他の職能や部門に比べて「海外」や「現地人(非日本人)」との関係が希薄とされてきた「本社人事部門」も「国際化」していくことが予想されます。
そこで、本講演では、日本企業に対して実施したアンケート調査に基づき、日本企業の「本社人事部門の国際化」に関わる状況を「人員」と「業務」の両側面から明らかにするとともに、事業展開の国際化や国際人的資源管理施策及びその成果等との関係性を統計的に分析し、わが国企業の今後のグローバル経営の参考に供したいと考えます。

プロフィール

専門は国際人的資源管理論、国際経営論。博士(経営学)。多国籍企業学会代表理事・副会長、国際ビジネス研究学会理事、異文化経営学会理事・関西部会長(兼)国際人的資源管理(IHRM)部会長も務める。
著書に『グローバル人的資源管理論』『「日系人」活用戦略論』『「現地採用日本人」の研究』『外国人留学生の「就職・就労」と「採用・活用」』など。入江猪太郎賞、国際ビジネス研究学会賞、異文化経営学会賞などを受賞。

株式会社日立製作所 人財統括本部 HRストラテジー・コミュニケーション部 部長
鈴木 直行 氏

メッセージ

日立における人財戦略は、経営戦略の一部であり、経営戦略に連動した「事業への貢献」をミッションとしています。現在の人財戦略は、2010年以降に大きく変革した経営戦略である「社会イノベーション事業」の「グローバル展開」をベースとしており、「グローバル共通の人財マネジメント基盤」の導入を皮切りに、約10年をかけて進化させてきました。今回は、経営戦略に連動した当社の人財戦略の全体像と、主な人財施策を取り上げるとともに、その実行にあたって、人財部門がどのように変化してきたのかをご説明します。

プロフィール

マーケティングリサーチ会社、損害保険会社を経て、2006年(株)日立製作所入社。営業部門における人事・採用・教育等を担当。2012年より電力システム部門勤務。火力発電システム事業の事業譲渡等を担当。2016年より本社勤務。全社働き方改革プロジェクト等を推進。2018年日立アメリカ社出向。2021年4月より現職。

三井化学株式会社 グローバル人材部 部長
小野 真吾 氏

メッセージ

経営戦略と人材戦略を連動させながら、人的資本経営に取り組んできた三井化学。成長戦略に合わせた人材戦略の骨子として、1)人材の確保・育成・リテンション 2)グローバルレベルでの従業員エンゲージメントの向上 3)グローバル人事ガバナンス強化の3点を優先的に取り組むべき課題に設定しました。それらを実現するための優先的な方策として、グローバルレベルでタレントマネジメント/後継者計画や、従業員エンゲージメント調査と改善計画の実行、グローバル人事プラットフォームとしてのWorkdayの導入等、様々な仕掛けを展開する中、平行して伝統的日本型人事組織をどのようにしてグローバルな人事組織に変容させてきたか、その軌跡を皆様と共有します。

プロフィール

三井化学(株)にて、ICT関連事業の海外営業・マーケティング及びプロダクトマネジャーを経験後、人事に異動。組合対応、採用責任者、国内外M&A人事責任者、HRBPを経験後、人材戦略、キータレントマネジメント、後継者計画、グローバル人事システム導入、グローバルポリシー推進、HRトランスフォーメーション等に従事。
2021年4月よりグローバル人材部長に就任し(現職)、グローバルレベルでのHR機能の強化及び指名・役員報酬制度、企業文化変革にも着手している。

サントリーホールディングス株式会社
ピープル&カルチャー本部 副本部長(兼)グローバル・ピープル&カルチャー部 部長
田中 憲一 氏

メッセージ

近年、戦略的買収を通じて積極的なグローバル展開を進めているサントリーでは、全世界のグループ会社を独自の創業理念や価値観で繋ぎつつ、長期視点でグループ戦略の実現をめざしています。その中で、どのような組織・人材戦略をもとに、グローバルONE組織としての事業成長を推進しているのか、人事部門はどのようにそこに関与しているのか、その方針と具体的な取り組みをご紹介します。

プロフィール

1990年富士通(株)入社。日本・欧州での人事業務経験後、GE(ゼネラル・エレクトリック)・Burberryにて採用・リーダー育成・組織開発・ビジネスパートナー・アジアパシフィック地域戦略パートナーなど、さまざまな人事リーダー職に従事。
2016年サントリーホールディングス(株)に入社。グローバル人事、ガバナンスを担当し、人・組織に関わるグローバルな戦略・仕組み・枠組みの構築を推進中。

【開催日時】

2022年12月2日(金) 14:00~16:30 ※途中休憩あり

【参加にあたってのお願い】

本フォーラムは、感染防止策としてZoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。