人事戦略フォーラム

人事戦略フォーラム 2026年10月16日(金)13:00~14:45 クロスボーダーM&Aにおける“PMI” (Post Merger Integration)について考える 関西学院大学 商学部教授 古沢 昌之 氏 三井化学株式会社 理事 小野 真吾 氏 古野電気株式会社 執行役員 高木 淳 氏 人事戦略フォーラム 2026年10月16日(金)13:00~14:45 クロスボーダーM&Aにおける“PMI” (Post Merger Integration)について考える 関西学院大学 商学部教授 古沢 昌之 氏 三井化学株式会社 理事 小野 真吾 氏 古野電気株式会社 執行役員 高木 淳 氏

経営統合はなされた。業務統合も帳尻は合わせた。しかし、意識統合は進まない。M&Aの後、人事制度や組織体制を整えたにもかかわらず、買収先との間に一体感が生まれない。互いの価値観や仕事の進め方を理解できず、技術やノウハウが十分に活かされない――。
こうした課題を前に、PMIを経営企画部門だけの仕事にせず、人事がどの段階から、どのように関わるべきか悩む企業は少なくありません。制度をそろえるだけでなく、理念や価値観を共有し、人と組織をつなぐことが、M&Aを価値創出へ結びつける鍵となるからです。

本フォーラムでは、国際人的資源管理論の第一人者で、著書『詳説 国際人的資源管理』で2026年度グローバル人材マネジメント学会賞を受賞した関西学院大学の古沢昌之氏が、「規範的統合」と「制度的統合」の両面からPMIの要諦を解説します。
三井化学の小野真吾氏は、戦略策定・デューデリジェンスからPMIまでHRが関わる実践を紹介。
古野電気の高木淳氏は、技術獲得型M&Aにおける知識移転の難しさと試行錯誤を共有します。

研究知見と二社の実例、登壇者によるトークセッションを通じて、制度・文化・人材をいかに統合し、現場の力へ変えていくのか。人事が果たすべき役割と関わり方を立体的に考えます。
皆様のお申込み、お待ちしています。(参加費無料)

シニア社員のキャリア自律支援に課題を感じている皆様、他社事例習得の好機として、お申込をお待ちしています。(参加費無料)

【プログラムのご紹介】

【PART1】講演
「国際人的資源管理における「規範的統合」と「制度的統合」の重要性

関西学院大学 商学部教授 古沢 昌之 氏

【PART2】事例発表
三井化学のクロスボーダーM&AにおけるHRの関わり

三井化学株式会社 理事 小野 真吾 氏

【PART3】事例発表
当社におけるM&A、およびPMIに関する事例紹介 〜なぜ技術は買収しただけでは移転できないのか〜

古野電気株式会社 執行役員 高木 淳 氏

【PART4】質疑応答

関西学院大学 商学部教授 古沢 昌之 氏
三井化学株式会社 理事 小野 真吾 氏
古野電気株式会社 執行役員 高木 淳 氏

【講演者】

関西学院大学商学部教授・博士(経営学) 古沢 昌之 氏

プロフィール

専門は国際人的資源管理論、国際経営論。博士(経営学)。グローバル人材マネジメント学会会長、多国籍企業学会理事、国際ビジネス研究学会理事、異文化経営学会理事・関西部会長兼国際人的資源管理(IHRM)部会長も務める。
著書に『詳説 国際人的資源管理』『「日系人」活用戦略論』『「現地採用日本人」の研究』『外国人留学生の「就職・就労」と「採用・活用」』など。入江猪太郎賞、国際ビジネス研究学会賞、異文化経営学会賞、グローバル人材マネジメント学会賞などを受賞。

メッセージ

近年の日本企業の海外事業展開に関しては、従来型の「グリーンフィールド投資」(会社新設)に加え、「クロスボーダーM&A」が目立つようになっています。クロスボーダーM&Aは、「時間を買う」という点でスピード経営に資する施策ですが、買収後の統合(PMI: Post Merger Integration)など留意すべき点もあります。そこで、本講演では、PMIの中の国際人的資源管理施策にフォーカスし、私が日本企業と欧米企業に対して実施したアンケート調査を踏まえ、「規範的統合」(経営理念・価値観の共有化)と「制度的統合」(人事制度の統一)についてお話したいと思います。

【事例発表者】

三井化学株式会社 理事 小野 真吾 氏

プロフィール

化学メーカーにてICT関連事業の海外営業、プロマネ、事業企画を経て人事に異動。組合対応、採用、M&A、HRBP、人事戦略、事業立ち上げ等の各種PJを経験し、グローバル人材部を立ち上げ。HR機能強化(後継者計画・エンゲージメント、HRシステム・ポリシー等)を推進。 2025年から人事を離れ、事業部長に就任。
複業起業として、企業コンサル、人材育成、キャリア開発、各種セミナー・大学院での講義、コミュニティ運営等に従事。経産省ISO/TC国内審議会、CX研究会委員、㈳日本イノベーション協会理事等を歴任。

メッセージ

事業ポートフォリオ変革を大胆に進めようとしてきた三井化学において、M&A戦略は成長戦略の中核にあります。そしてHRには価値創出を牽引する役割が求められています。その関与はディール確定後に留まらず、戦略策定段階からDD、PMIまで一気通貫で入り込むことが不可欠です。そのためには、強固なグローバルCoE機能と現場に寄り添うHRBP機能の両輪が鍵となります。本講演では、走りながら組織と仕組みを構築してきた実践に基づき、その苦労と要諦を共有します。

【事例発表者】

古野電気株式会社 執行役員 高木 淳 氏

プロフィール

事業部門において5社のクロスボーダーM&Aを推進し、国内外の企業との提携・投資案件にも携わる。現在は本社経営企画部門にて経営戦略、事業ポートフォリオ管理、IR活動やコーポレートブランディングを担当し、成長戦略の立案と実行を担っている。

メッセージ

M&Aの目的として技術獲得が掲げられることは少なくありませんが、契約を締結しただけでは技術やノウハウが組織に定着するとは限りません。本講演では、当社が実施した技術獲得型M&Aの事例をもとに、PMIにおいて直面した知識移転の課題や、その背景にある組織・人材面の難しさについてご紹介します。成功事例だけでなく試行錯誤の過程も共有し、技術獲得型M&Aを成功に導くための実践的な示唆をお持ち帰りいただければ幸いです。

【開催日時】

2026年10月16日(金)13:00~14:45

【参加にあたってのお願い】

本フォーラムは、Zoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。