ホームセミナーセミナーレポート人事実践セミナー 2019年7月4日開催

セミナーレポート

人事実践セミナー

エンゲージメント調査を生産性向上につなげるカギは何か?

日本エンゲージメント協会 代表理事 小屋 一雄 氏

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5月に開催した東京国際フォーラム「ヒューマンキャピタル2019」でのトークセッションとワークショップに続いて、今回のセミナーは「エンゲージメント」をテーマに取り上げました。幅広い意味を含んだエンゲージメントは、人事注目のキーワードですが、具体的な施策となると、何をなすべきか、戸惑いも見られます。

本セミナーでは、日本エンゲージメント協会の代表理事 小屋一雄氏による講義と事例紹介、グループワークにより、エンゲージメントを高めるためのカギを学びました。

エンゲージメントをひと言で言い表すことは難しく、さまざまなとらえ方があります。日本エンゲージメント協会では「仕事を自分事と感じ、楽しみ、組織に貢献しようとする自発的な姿勢・行動」と定義しており、小屋氏は「楽しむことがエンゲージメントにとって重要」と指摘。また、エンゲージメント向上へのカギとして「対話」を挙げ、個人の強みに目を向けた日常的な対話や、相手の立場を受け止める傾聴の効用について解説しました。

講義の合間に行われたワークでは「エンゲージメントを測る12問」や「自分にとって大切な価値観選び」「エンゲージしている人・していない人の言動」などの課題が出され、参加者は個人・グループで取り組みながら、エンゲージメント向上へのヒントを持ち帰りました。

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    エンゲージメントに対する理解を深めることができた。小屋氏のプレゼンテーションがとてもわかりやすく、良いスライドだった エンゲージメントの大切さを実感できた。また、社内でエンゲージメントの状態を共通認識(理解)しているかを確かめるところから始める必要があると感じた エンゲージメントを高めるためには、遠回りでも対話を重ねることが一番効果的であることを理解した エンゲージメントや「承認」と「強み」に関する認識の棚卸と再認識ができた 対話とフィードバックの大切さがわかった。また、社員満足度とエンゲージメントの違いが分かった 現在、他社のエンゲージメント調査を利用しているが、比較検討と今後のTo Doについての提案が可能だと感じた グループワークをして、エンゲージメントについてのイメージが出来た。現在実施している社員意識調査はマンネリ化の不安があるので、そろそろ視点を変え、エンゲージメント調査としてやり直したほうが良いと思った 最後に実施した、エンゲージメントのある/なしに関する個人と組織の状態のグループワークが深い理解につながった。自社の人たちにもこのようにマトリックスに分けて考えることで、自らを振り返ってみてほしいと思った
  • 登壇者の感想は・・・

    日本エンゲージメント協会 代表理事 小屋 一雄 氏

    「エンゲージメントは、時代のキーワードのように取り扱われていますが、実は「パフォーマンスを高める」という昔からの課題に対する取り組みなのです。これに対しては何か特別なテクニックがあるわけではなく、メンバーとの対話を続けることが大切なのです。本日の参加者の皆さんにとって、あとは実行あるのみです」