ホームセミナーセミナーレポート人事実践セミナー 2019年11月22日開催

セミナーレポート

人事実践セミナー

経団連「就活指針」廃止後の採用活動はこうなる!~通年採用、インターンシップ、リファラル採用の成功事例から、自社の対応策を考えてみよう~

ディリゴ 長谷 真吾 氏

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経団連が就活ルールの廃止・新卒学生の通年採用拡大を正式に発表し、従来の横並び一括採用が大きく変わる転換期を迎え、就職活動が多様化、複雑化することが予測されています。

採用コンサルタントとして経験豊富な(株)ディリゴ代表取締役の長谷真吾氏が3月に続いて登壇、具体的な成功事例をもとに、①通年採用 ②インターンシップ ③リファラル採用 の3つのテーマに対して、採用担当者が実践可能な対応策を学びました。

長谷氏は豊富な調査データをもとに、2021年度採用においては「インターンシップ」が最も重要視される施策であると指摘。そして採用全般がより早期化傾向にあることを各種データから解説しました。

「通年採用」は人事制度の見直しや、説明会の複数回実施など、手間がかかり、導入は大変というのが採用担当の本音ではあるが、よりより人材の確保のためには避けては通れないとの説明に対し、参加者一同理解を示し、様々な創意工夫により効果的に通年採用を実施している3社の最新事例を学びました。

また、「インターンシップに参加すると採用に有利になる」と最初に明確に告知し、採用に直結するインターンを実現することが学生に求められていると説明。そしてインターン人気ランキング上位企業の多彩な成功事例をご紹介頂きました。

「リファラル採用」の最大のメリットは、マッチする人材を低コストで採用できることだが、実際に結果を出していくには「社員みんなで採用をする」という会社全体の意識醸成が不可欠であると指摘、積極的にリファラル採用にチャレンジをしている会社の事例から、「フロー型」から「ストック型」へ採用活動を変化することの重要性を説明して頂きました。

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    (参加者アンケート結果から)

    グラフ
  • 参加者の意見・感想は・・・

    具体的事例を用いた説明で、たいへん分かりやすかった。セミナーの内、1時間が同じグループのメンバーとの情報交換で、他社の取り組み状況をたくさん聞けたことは、とても貴重で満足できた いろいろと参考になる具体的情報が多かった。また、グループの情報交換も有益で、更に時間が許すなら、テーマごとにグループディスカッションができると良いと思った 学生のリアルな声を紹介しながらのプレゼンテーションは納得度が高く、大変参考になった 学生にとってのインターンシップの位置付けや意味がとてもよく分かった。先進企業が努力している姿を、知ることができた 同グループになった企業同志の、インターンシップやリファラル採用の事例も聞け、とても参考になった。新規の取り組みを社内で提案するためには、理論だけでなく実例も必要なので、是非持ち帰って活用したい リファラル採用の具体例は、とても参考になった。インターンシップを採用に直結させることは、今後考えていくべきポイントだと感じた リファラル採用、通年採用、インターンシップと、最も気になっている点についての事例を中心に話が聞け、貴重な時間となった。また、グループでの情報交換もでき、実践すべきものも見えてきた 就業体験をポイントにしながらも、インターンシップは『選考につながる』ことを印象付け、採用の母集団形成につなげたい 現在できていること、できていないことを整理する良い機会となった。IT人材ニーズが各社高くなっていると思うので、次回はそこに特化した話も聞いてみたい
  • 登壇者の感想は・・・

    ディリゴ 長谷 真吾 氏

    「今回のセミナーのテーマは3つ。『通年採用』『インターンシップ』『リファラル採用』は、どのテーマも今、企業の採用課題として関心が高く、取り組まざるをえない分野です。これらのテーマに、参加者の関心も高く、各企業が現状取り組みながらも、様々な課題や問題意識を持っているため、とても活発な議論が出来ました。今後、様々な取り組みや成果が期待できる分野ですから、是非積極的に取り組んでください」